【悪いことではない?】植木を伐採するメリットについて

2023.10.02

伐採、と聞くと良くないイメージを思い浮かべるかもしれません。
確かに、アマゾンの森林伐採や太陽光発電のための伐採などは、映像を見ているこちら側にとって「もっとどうにかならなかったのか」という気持ちになります。
そのため、お庭などにある木をどうにかしたいと考えても、「環境に良くないのかも」と思いとどまってしまうかもしれません。

伐採はやりすぎるのも良くありませんが、しなさすぎるのも、実は良くないことです。
今回は、植木の伐採をするメリットを中心に、解説をしたいと思います。
もし伐採を迷っておりましたら、ぜひ参考にしてみてください。

■ 伐採自体は悪いことではない

植木に限定せず、伐採についての大まかなメリットについてお伝えします。

・そのままだと環境に悪いことも

木は増やせば増やすほどいい、とは限りません。
これは人工林の話ですが、適切な伐採が行われないと、逆に環境に良くない影響を与えてしまいます。
人工林のなかには、育ちすぎて森林が真っ暗になり、日光が届かず下草が育たない状態になったケースがあります。こうなると、食料になる草などがないため、虫や動物が住み着きません。
また、日光が少ないため肝心の木も幹が細くなりやすく、風雪に弱いです。
逆に天然にできた森林(白神山地など)は、環境面からみて伐採はマイナスとされています。

参考元:林野庁「間伐とは?」>>

・保全のための伐採は必要

森林破壊の反対は、森林保全もしくは森林再生です。
WWFによると、新たに森林再生を行うよりも、森林保全を行うほうがコストが少なく、森林再生の半分ほどで済むようです。
木は成長するまでに長い時間がかかるため、すでに成長しきっている木のお世話のほうがラクなのは、誰から見てもよく分かることかと思います。
この森林保全には、伐採も含まれています。
植林も確かに大切ではありますが、先の人工林のように、適切な伐採が行われないことには、環境に良いとは言い難いでしょう。

参考元:WWFジャパン「炭素だけで見ても植林するより既存の森林を守る方がいい理由」>>

・日本では適切な伐採がされていない?

日本の人工林は山肌に形成されることがほとんどです。
木の生えている場所は傾斜があり、平坦な土地に生えている海外と比べて、伐採にかかるコストが高い傾向にあります。
このような理由から、日本の木を使うよりも海外から輸入したほうが安く、林業は押され気味でした。
最近は自給率が3~4割まで回復しており、今後は無駄なく使うことによって外国に頼ることもなく、森林も整備されていくという好循環が生まれるかもしれません。

参考元:新井紙材株式会社「【林業】「木を切ることは悪いこと」は間違い?」>>

■ 植木の伐採をするメリット

せっかくの植木ですが、伐採したほうが今後のためになるかもしれません。

・虫、鳥による被害がなくなる

木の宿命ですが、葉っぱや実を目当てに虫・鳥が集まります。
葉っぱが虫食いになるほか、幼虫が地面に落ちてきたり、鳥のフンが周辺についてしまったりするでしょう。
伐採するとこれらの被害がなくなるため、悩まされていた方はすっきりするかもしれません。

・掃除がなくなる

秋冬になると葉っぱの落ちる広葉樹や、春になると花びらが落ちるサクラなどは、掃除が大変です。
枯葉や花、落ちてきた果実は虫の温床にもなりやすく、放置すると悪化しやすいでしょう。
掃除も広範囲に及ぶため、伐採すれば、肉体的な負担もなくなります。

・日当たりが良くなる

木がお家に影を落としている場合は、日当たりが良くなるでしょう。
大きくなりすぎた木は剪定も難しくなり、手入れが大変になっても枝葉をぐんぐん伸ばしていきます。
じめじめした環境が気になったときは、考え時かもしれません。

・自然災害によるリスクが低減

木のなかには腐食が進んでいるものや、根の張りが浅いものがあります。
このような木は台風や地震によって倒れる危険性があるほか、進行すれば前触れなく倒れてくることも。
実際に、このような木が倒れて屋根が壊れた被害は少なくありません。場所によっては最悪命を落とすこともあるため、危ない木は伐採したほうがいいでしょう。

・隣家とのトラブルを避けられる

木が隣家との境近くにあると、トラブルが多発します。
枯葉が敷地内に入る、枝葉が邪魔になってしまう、駐車をするときに見えなくなるなど、さまざまなものがあるでしょう。
もちろん剪定で済ますことも可能ではありますが、継続できなければ意味がありません。空き家の場合はとくにひと悶着起きやすいでしょう。

・剪定の必要がなくなる

剪定は個人で行うことも可能ですが、高い木や大きな木になると手間がかかります。
また、高いはしごに上ると、転落などのリスクが伴うでしょう。
植木屋さんへの依頼が確実とはいえ、費用面や今後の手間を考えると、伐採したほうがいいこともあります。

■ どうしてもというときは、植木の買取も

伐採をしたほうがいいかも、と思ったものの、一歩踏み切れない場合もあるかと思います。
お子さまが生まれた記念に植えた木や、切ると縁起が悪い木(ナンテンなど)は、どこかに残しておきたい気持ちがあるかもしれません。

そのようなときは、植木の買取も可能です。

新堀曙光園(しんぼりしょっこうえん)は、全国で植木の買取・販売を行っております。
不要になった植木を買い取り、必要としている方へと販売いたしますので、木を傷つけることはございません。
福岡県・熊本県(その他エリアは要相談)では伐採も行っておりますので、どちらかを選択することもできます。

敷地内に問題となっている木がございましたら、お気軽にご相談くださいませ。

業務内容について>>
伐採・買取のご相談はこちらから>>

■ まとめ

伐採には悪いイメージがありますが、しないままでは環境に悪い部分もあります。
また、植木の世話が行き届かなくなると、周辺に害を及ぼす場合があり、肉体的な負担や住環境の悪化が見られたら、伐採を検討したほうがいいことも。
木を撤去する点においては、買取サービスを利用する方法もあるので、気が咎めるならこちらもおすすめです。

PAGE
TOP